Report
【連載】TECH-MAG 研究室レポート
この研究が未来を創る vol.24
取材日:2022.3.16
学生の自由な発想が大発見のきっかけに。エネルギー課題の解決につながる『固体酸化物燃料電池』の研究とは?
東京理科大学 理学部 応用物理学科
樋口透
貪欲に学ぶ姿勢が
新しい発見を生む
vol.
24
OPENING
全人類の課題である次世代のエネルギー開発。多くの研究者がさまざまなアプローチで研究を行っていますが、中でも高い発電効率が得られると期待されているのが「固体酸化物燃料電池」です。東京理科大学の樋口研究室では、この「固体酸化物燃料電池」を研究しており、2020年には画期的な発見をしました。大きな期待が寄せられている樋口透准教授に、現在取り組んでいる研究内容や、研究することの面白さなどを伺いました。
Profile
樋口 透(ひぐち とおる)
先生
東京理科大学 理学部第一部 応用物理学科准教授。2000年、東京理科大学大学院 理学研究科 物理学専攻 博士課程修了。同大学応用物理学科助手、東京大学物性研究所嘱託研究員、ローレンス・バークレー国立研究所在外研究員、同大学応用物理学科専任講師などを経て、2018年より現職。
東京理科大学 樋口研究室HP
https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/higuchi/
低温で動く「固体酸化物燃料電池」を研究
「応用物理学科」とはどのような学問なのか教えてください。
当大学の「理学部応用物理学科(2023年4月に先進工学部物理工学科として改組予定)」では、すでにある物質をいかにエレクトロニクスの分野に応用するかを学びます。例えば、物質は超伝導・金属―絶縁体転移・イオン伝導などさまざまな物理現象を起こします。なぜこのような現象が起こるのかを物理的に解明し、この結果を踏まえた上で、デバイスを設計したり、実際の形にしたりします。新しい物質の発見は、いわゆる「化学」の分野が主ですが、「応用物理学」というのは「物質をいかに実社会のデバイスと結びつけるのか」を探求する学問だと私は考えています。
その中で先生はどのような研究に取り組んでいるのでしょうか?
私は「常温域で使える固体酸化物燃料電池」の研究を行っています。燃料電池は化学反応によって発生する電気エネルギーを電力にするものです。電池と名前は付いていますが、太陽電池と同様に「発電装置」として考えると分かりやすいかもしれません。
燃料電池には、700度以上の高い温度で作動する「固体酸化物燃料電池」と、100度以下で作動する「高分子形燃料電池」があります。「高分子形燃料電池」はすでに実用化されていますが、100度以上になると電気化学反応で生じる熱により電解質膜が劣化してしまいますし、発電効率もそれほど良くありません。また、冷却機構などシステムが複雑化するため、どうしても大型で高価になります。こうした理由から普及が進んでいないと考えています。
一方の「固体酸化物燃料電池」は、出力が高く発電効率も非常に良いのですが、現状は700度以上にならないと動作しません。700度まで電解質を温めるのに時間がかかりますし、高温にするための燃料や電気エネルギーが必要です。現状、次世代エネルギーとして「固体酸化物燃料電池」を用いる場合、「動作温度を低くすること」が求められているのです。
「常温」で使えるようになれば普及が進むかもしれないのですね。
「固体酸化物燃料電池」は電解質膜の融点が高く、多少高温でも電解質膜にダメージを与える影響は軽減されます。もし常温域での発電が実現できれば、固体高分子形燃料電池の代替になり、従来のシステムをより簡素化できる可能性があります。そのために、私は100度以下の温度域で高いイオン伝導性を有する新しい固体電解質膜や高い触媒活性を有する電極膜の条件最適化を図り、より高効率化を実現するための新しい電極/界面構造の動的挙動を研究したりしています。
学生の自由な発想が大発見につながった
2020年には「低い温度で作動する固体酸化物燃料電池のための極薄電解質膜の開発」という画期的な発表がありました。
「固体酸化物燃料電池」の固体電解質膜にはセラミックスが使われます。私も従来のセラミックスの膜を用いつつ、700度よりも低い中温域でイオン伝導が高まるような材料開発ができないかを研究していました。しかし、なかなかうまくいかず、個人的にセラミックスを使う研究は限界なのではと感じました。そこで、スパッタ法(物質の原子・分子をアルゴンイオンで励起させて基板上に堆積させる作成手法)を用いて、電解質・電極を全て薄膜化する独自の研究を行うことにしたのです。
私としては、用いる電解質膜を薄くすることで、基板の結晶格子と膜の結晶格子の重なりを利用することで、イオン伝導しやすい結晶空間を制御できると考えていました。実際に、薄膜の結晶格子や酸素欠陥を制御することに成功し、100度以下の低温域で実用水準の高いイオン伝導性を有することを発見しました。
これまでの常識を覆した、新しい発見が得られたのですね。
この成功には裏話があります。私は、電解質・電極を全て薄膜化することで300~500度の温度域である程度発電するのではと想定していましたが、実験を行った学生から「もっと低い温度でもイオン伝導が起きる可能性がある」と報告がありました。実はイオン伝導度を計測するうちに、「どこまで低い温度まで計測できるか、チャレンジしたい」と学生が考えて自主的に常温付近まで下げていたのです。その結果、私の想像を超える低い温度で動作することを確認できました。
私の研究室では、学生に自由に研究してもらっています。若い世代ならではの自由な発想とチャレンジする気持ちに期待しているからです。今回の成功も、学生の自由な考えが大発見につながった好例です。発表後の反響も大きく、あらためてすごいことをやってのけたのだと感じています。
先生は「全固体電池」の研究にも取り組んでいますね。
はい、固体酸化物燃料電池研究の一環として全固体電池の研究も行っています。固体酸化物燃料電池で発電した電気を、全固体リチウム電池に充電するといった「ハイブリッド」な電池が将来的にできないかと考えているからです。
2021年には「全固体電池の出力低下の原因を探る新手法を開発」という発表がありました。
全固体電池の出力低下は、固体電解質/電極界面で生じる抵抗成分(電気二重層)が、大きな要因の1つです。しかしながら、全固体電池に用いる固体電解質膜は、界面抵抗の検出や評価が簡単ではありませんでした。そのため、なかなか研究が進んでいないのです。そこで私たちは、「電界効果トランジスタ」という、電極の間の電流を制御する方式を利用した新しい手法を用いることで、リチウム固体電解質界面での電気二重層の定量評価に成功しました。この手法による新しい発見を用いることで、より高い蓄電性能を有するイオンで電解質膜が生み出せるかもしれません。
燃料電池をエネルギーの新しい選択肢に
先生の研究は、私たちの生活にどのような影響を与えますか?
今作っている燃料電池や全固体リチウムイオン電池は、1cm角の小さなサイズで研究しています。具体的には、スマートフォンなどの携帯電話の電源になるようなサイズです。もし小さなサイズでも高い出力、または蓄電性能を備えることができれば、充電方法や利用時間などがこれまでと大きく変わるかもしれません。例えば、大気中のイオンを取り込んで発電・蓄電するような、「充電しなくてもいいスマートフォン」が実現できるかもしれません。
「燃料電池」は次世代エネルギーとしても期待されています。
家庭用発電に使うような燃料電池は大きなサイズのため、この研究の固体酸化燃料電池を家庭用にするのはまだ先の話になるでしょう。また、現在頼っている原子力や火力発電に変わる代替エネルギーにするのが究極の目標ではあるものの、これもそう簡単に実現できるものではありません。
個人的には、全てを燃料電池に置き換えるのではなく、燃料電池が身近なエネルギー源のひとつになればと考えています。エネルギーの選択肢が増えることで、原子力や火力発電といった自然に影響のある発電への依存が減らせるはずです。
現在の課題はどんなことでしょうか?
現状は既存の電極を用いており、まだ実用レベルではありません。特に電力への変換効率が悪く、100のガスを入れてもイオン化するのは10%程度しかありません。今後は実用化に耐えうるための、より効率の良い電解質/電極界面を設計し、実現することが目標です。そのためには、電気化学の概念だけでなく、半導体物理など基礎的な物理学の概念を駆使することが重要だと考えています。
幅広いバックグラウンドが必要な研究
現在取り組んでいる研究の面白い点や魅力を教えてください。
学生の視点でいえば、努力した結果が目に見えて分かりやすいことでしょうか。自分の行動結果が実デバイスや数字で表れるなど、実感しやすい研究です。頑張ったことが目に見えるのは面白いですよ。学生からもよく同じような話を聞きます。
あとはシンプルですが、思いどおりの結果が出たときはうれしいですね。今回の「固体酸化物燃料電池」の研究のように、私の予想をはるかに超える結果が出ることもあります。予想外の結果が出た場合は非常に興奮します。
反対に難しいと感じることは?
燃料電池の研究者はベースとなるバックグラウンドは化学で、さらに電気化学の知識も必要です。私の場合は、電気化学・半導体物理に加え、統計力学や量子力学の概念を組み合わせて考えるなどもしているので幅広い知識が必要であると考えています。バックグラウンドが広くないとできない研究であることが、難しい点かなと思います。
「いろんなものを吸収してやろう」という気持ちが今につながる
「燃料電池の研究」に着手したきっかけはなんだったのでしょうか?
「燃料電池の研究」をしようと思ったのは、助手時代に、アメリカのローレンス・バークレー国立研究所への研究留学がきっかけです。当時の所長がノーベル物理学受賞者で、後にオバマ政権でエネルギー長官を務めたスティーブン・チューでした。彼が「エネルギー・環境にかかわる研究を推奨する」という方針を打ち出したと聞き、当時、同グループで一緒に研究をしていたジンファ・グオ博士と様々な検討を重ね、環境・エネルギー材料を意識した物質に研究対象をシフトさせました。
大学院生時代は「放射光X線分光を使った物質の電子構造の研究」が専門でしたが、研究対象とする物質は燃料電池に使う「酸化物イオン伝導体」でした。また、大学院で博士号を取得したあと、助手時代に「強誘電体メモリ」や「酸化物薄膜の作製」を研究していたこともあり、この技術や考え方を用いれば、より低い温度で効率的な固体酸化物燃料電池ができるのではと考えました。基礎研究ではなく、現在のようなデバイス研究を意識したのはそれからです。
そもそも理系の道に進んだ理由は?
実は中学時代は、勉強は全くできず、成績も悪かったため、高校へ行くことは考えていませんでした。ただ、周りの同級生が高校進学するということで、私もその場の雰囲気でなんとなく高校受験をしますが、どこも不合格。二次募集の私立高校にやっと拾ってもらえるという状況でした。
当然ながら高校に入ってすぐは勉強はできず、授業は退屈なものでした。高校の1年生の夏ごろに、数学の1次方程式の授業を何気に聞いていたら、ふいに「面白い」と思ったのです。本当になんとなくだったのですが、そこから自分の興味に従って必死に勉強してみると、ものすごく成績が上がりました。
「面白い」と思うだけでなく、行動に移したことで状況が変わったのですね。
別人のように成績が良くなりましたね。成績が良くなったことで、高校の担任の先生に東京理科大学山口短期大学(現・山口東京理科大学)の生産電子工学科への進学を勧められました。この2年間は、電子回路や情報関係の授業が主であったため、物理は教養程度に軽く習っただけでした。入学当初は、すぐに就職するつもりでいましたが、当時、助手として講義や実験を教えられていた岡村総一郎先生(現・東京理科大学理学部応用物理学科教授)の影響を強く受け、自分もこの先生のように、スマートで有能な研究者になりたいという夢を抱くようになりました。進路を決める時期になったころ、進路担当の教授より「物理のほうが向いているのではないか」と言われ、東京理科大学の応用物理学科に編入し、本格的に物理を学ぶことになりました。大学卒業後は、卒業研究の指導教授であった塚本桓世先生の勧めで、そのまま大学院の博士課程まで進み、博士の学位取得後、塚本研究室の助手として研究者の道を歩み始めました。
当時、私自身、将来何がしたい、こんな研究がしたいと考えてはいませんでした。時代背景は違いますが、そういう学生は今でも多いように思います。しかし、興味を持ったこと、面白いと思ったこと、様々な先生から与えられた課題に一生懸命取り組んでいるうちに、自然と自分のやりたいことが見えてくずはずです。その結果として、物理を応用する研究分野に進み、燃料電池の研究をしています。「与えられたものをとにかく頑張る」「いろんなものを吸収してやろう」という気持ちは昔から持っていました。数学・物理・化学の知識だけでなく、歴史や経済などの分野も幅広く、貪欲に学びました。幅広いバックグラウンドが現在の研究でも生きていると感じています。
「学ぶ意欲」を意識すべき
最後に若い世代へのメッセージをお願いします。
何かを学ぶということは、勉強ができるできないというよりは、結局はモチベーションの問題だと思っています。何かを学ぶ上で知りたいという気持ち、姿勢が大事です。ぜひ若い皆さんには、こうした「学ぶ意欲」を意識してもらいたいです。もし、「学ぶ意欲」が出てこないのであれば、与えられた課題に対して最善を尽くすという姿勢で取り組んでいれば、自ずと意欲は芽生えてくると思います。
また、何かを学ぶといっても、例えば物理だけというのでなく、視野を広げてほかの分野にも目を向けることです。何かに特化することも必要かもしれませんが、幅広く知識を得ることは、何かを研究する上で役立ちますし、将来の選択肢を増やすことにもつながります。若いうちから、いろんなものに興味を持ってもらいたいですね。
先生の研究室にはどんな学生に来てもらいたいですか?
一般的に、大学の研究室というのは希望者の中から成績優秀な学生を採用していく形です。しかし、私は成績は問いません。問うのは「やる気と意欲」です。そのため、学年でトップクラスの学生もいれば、成績が優秀でない学生もいます。成績が悪くても、「燃料電池や全固体電池の研究で大きな成果を出したい」という強い気持ちと意欲で一生懸命取り組む学生は、優秀な研究結果を残しています。そもそも私の研究室は燃料電池に限らず、イオンに関するものであればなんでも取り組むスタンス。いろんな考えを持つ学生に来てもらいたいです。
ありがとうございました。
NEW GENERATIONS INTERVIEW
樋口先生の研究室で学ぶ左:西岡大貴さん(博士課程1年)、右:髙柳真さん(博士課程3年)に、担当している研究の面白い点や、大学の研究室の魅力を伺いました。
現在どんな研究に取り組んでいるのかを教えてください。
髙柳さんイオンを使った「イオニクス」という分野を研究しています。その中で今取り組んでいるのが 「界面」といって、固体電解質と電極を組み合わせた際の接触部の研究です。具体的には、界面部分で電気化学的にどんなことが起こっているのかを解析しています。
西岡さん私は燃料電池の研究で培った技術を用いた、「AIハードウェアのデバイス開発」をしています。例えば、人間の脳神経回路を構成しているニューロンやシナプスの動きを再現したデバイス、特定の物理現象をデバイスの上で制御するAIデバイスなどです。
実際にどのような作業を行っているのでしょうか?
髙柳さん私の場合は測定・解析作業のほか、さまざまな素子を組み合わせて実験を行うので、どの素子にするのかの策定や、クリーンルームでの微細加工作業もあります。日々の作業は多岐に渡りますね。
西岡さん研究内容は異なりますが、私も同じで日々さまざまな作業を行っています。素子の開発研究 材料の策定、デバイス構造の設計なども行います。その上で、作ったデバイスをどのように動かすのか、どんな実験をするのかの計画も立てないといけません。
1日のほとんどを研究室で過ごす形になりますか?
髙柳さん博士課程にもなると、みんなとにかく研究が好きな人ばかりです。私もそうですが、朝から晩まで研究室にいることが多いです。土日も作業するケースも少なくありません。ポジティブな結果よりネガティブな結果の方が多いので、どうすればうまくいくのかを休んでいる間もずっと頭の中で考えていますね。
西岡さんそうですね。基本的には朝早くから夜遅くまでずっと研究室にいることが多いです。他のことをしていても「あれはこうすればうまくいくのでは……」と考えてしまいますし、時には夢の中でも実験しています(笑)。やはり研究が好きなんだなと思いますね。
コロナ禍で研究のスタイルは変わりましたか?
髙柳さん基本的に我々は理論家ではなく実験家なので研究室での作業がメインです。簡単な解析は自宅のパソコンでもできるますが、コロナ禍の現在でも研究室にいることが多いです。比率としては研究室が8、自宅は2くらいの割合ですね。
西岡さん私も髙柳先輩と同じで8:2くらい。実験をしないと研究は進まないので基本的に大学に行くことが多いです。ただ私の場合はシミュレーション作業も多いので、自宅で作業する時間も意外とあります。
担当している研究の面白い点、難しい点を教えてください。
髙柳さんイオン研究において、固体と固体の界面状況がどのようになっているのかはほとんど分かっていなません。先行研究もほとんどなく、自分で考察し、モデルを構築しないといけないので、非常に難しいですね。しかし、未知の分野を自分の手で切り開くことは研究の醍醐味ともいえます。社会的、基礎物理的に大きな意義のある研究なので、難しいながらも高いモチベーションで取り組めています。
西岡さん私の研究の場合、「物性や物理現象を活用し知能を創発すること」が面白いと感じています。一見何の変哲もない無機質なデバイスが、数理問題を解く、画像を認識するといった、あたかも生き物のように知的なふるまいを見せた瞬間の面白さは他にないと思います。難しい点は、材料の知識、物理、デバイス、設計、AIと研究課題が広いことです。それだけ求められる知識も多く、簡単ではありません。
大学の研究室で学ぶ魅力を教えてください。
髙柳さん「自由」であることです。幅広いテーマの研究が行えますし、場合によっては自分がしたいことに片っ端から挑戦できます。もちろん、研究背景や社会への影響、価値を考え、承認を得ることは必要ですが、先生のOKさえもらえればどんな研究もできます。樋口研究室は特に自由が高いので、幅広い研究がしたい人にはおすすめです。
西岡さん実際にこうして「研究」に携わってみるまでは知らなかったのですが、思った以上に「意思決定の機会」が多いと感じました。実験結果からどんな情報を抽出するのか、得られた情報をどのような切り口で表現するのか、結果をどんなロジックで説明するのかと自分主導で考えることが多くあります。大変ですが、何かを考えたり、自分から何かを発信したりするのが好きな人の場合、大学の研究は非常に楽しめるものだと思います。
ENDING
燃料電池は次世代を担うエネルギーとして注目を集めているものの、課題も多く、私たちの生活の中で当たり前の存在になるのはしばらく先になるといわれています。しかし、樋口先生の研究は、当たり前になるまでの距離をぐっと縮める画期的なものです。現在も実用化に向けて研究中とのこと。これからどのような研究発表があるのか、今後も樋口研究室から目が離せません。
文:中田ボンベ@dcp
写真:宇佐美 宏